「英語を話せるようになりたい」
そう考えている方の中には「英語を話せるようになるのに文法の勉強は必要なんだろうか」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
今日は、英語を話せるようになる上で「英文法の知識」は必要か、を検証していきたいと思います。
英会話に「英文法」は必要か
「英文法」とは正しい英文を作るためのルールです。
スポーツにルールがあるように英語にもルールがあります。ルールが分からないままスポーツはしませんよね。
英文法を学ぶことで効率よく英会話学習を進めることができます。英語講師の立場から言うと、英文法は英語学習において非常に大切なものの一つだと考えます!
英文法を学ぶメリット①
「英語で伝える」というだけであれば単語を繋げただけで何となく相手とコミュニケーションを取ることができるものです。
しかし英語を上達させればさせるほど、自分の伝えたいことを明確に伝えたいと思うはずです。たとえば、「少し風邪気味なので病院に行きたいな」とあなたが思ったとき、そのまま英語にするなら
”I want to go to hospital.”
となりますが、これをネイティブが聞いたらあなたは重大な病気やケガを抱えていると思われてしまいます。
”I want to see a doctor. ”
“go see a doctor”は、直訳すると「お医者さんに会いに行く」となるような気がするかもしれませんが、「病院に行く」「病院で診察を受ける」という意味になります。
このようなニュアンスの違いも英文法を学ぶことで身につけることができます。英語をただ、伝えるのではなく英文法は自分の思いを正確に伝えるための土台を作ってくれます。
英文法を学ぶメリット➁
自分の気持ちを明確に伝えられるのと同時に相手の意図していることも文法を理解することがで分かります。英文法はリスニング向上にも役に立つといえます。
英文法を学ぶと英文の構造を理解できるようになります。単語が分かったとしても文構造が理解できない状態だと、誰が何を一体どのようにしたのか、という単語同士のつながりが理解できません。
会話のキャッチボールを楽しんでこそ英会話。相手の話をしっかり聞き取るための基礎的な英語の構造を学びましょう。
おすすめの文法書
とは言っても「どんな文法書を購入すれば良いの?」と思う方も多いと思います。
文法書は英語の辞書のような役割を果たすものなので、何冊も購入する必要はありません。自分の英語の力に合わせて1冊手元に置いておけば安心です。
そこでレベル別でおすすめの文法書をまとめてみました。ここからぜひ自分のこれぞ、という1冊を選んでみてください。
まとめ
学生時代の英語の授業が嫌いだった方など、文法を学習するのに苦手意識やめんどくさいという気持ちをもっている方も多いかもしれません。
しかし大人になり、言葉や知識が豊かになった今、改めて英文法を学習すると思いのほか興味深く学習を進められるものですよ。また、「英語を話したい!」という海外志向が高い方こそ英語をリスペクトし、美しい英語を話してほしいと思っています。
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